超音波エコー

超音波エコー

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超音波エコーとは

超音波を体の対象物に当ててその反射をモニター上に画像化し、状態を観察する事が出来る機器です。
機材と画像を構築する技術の進歩により、鍼灸治療を行う上でも、いわゆるトリガーポイントや筋膜などの軟部組織が症状などに...

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・関係する痛みなのか?
・血流増加などの炎症所見があるのか?
・骨折や血腫や腫瘍があるのか?
・刺鍼部位に肺や血管や神経はないか?

を画像で確認出来ることは極めて重要です。
つまり、鍼治療が適応する痛みなのかどうかを、これまでの経験値に加えてエコーを用いることで、その精度を向上させることができます。

また、治療部位の適切な同定のためには、圧痛と患部の動きが重要ですが、それにもエコーが役立ちます。圧痛部位が実際はどの部位なのか?動かした時の痛みは、どの部位が実際に動いているのか?をエコーで観察できます。
つまり、より適切かつ有効的な鍼治療を可能にするのです。

当院で使う超音波エコー機器とは

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当院ではラップトップコンピューターの先駆者・国産ブランド「TOSHIBA」の超音波エコー「Viamo Limited Edition」です。
小さいけれど,パワフル,高性能と機動性。使いやすさを高い次元で融合したポータブル超音波の新基準となる機種。

検査結果による説明をおこなった上で、患者様に最適な治療をさせて頂きます。

(状態によりましては、専門の医療機関へ受診を勧めさせて頂きますので安心です)


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今までは、治療者の経験則や勘、イメージで治療をしていた鍼灸治療でしたが、超音波エコーを用いることで鍼先や身体の中の状態を観ながら治療することが可能になりますので、安心、安全、的確に鍼治療がうけられます。
※必要な部位に応じて使用します。


超音波エコーの特長

1.人体に無害であること。

  • レントゲンやCTと異なり、人体に直接放射線を浴びることがありませんので、小さなお子様や妊娠中の方でも安心してご使用いただくことができます。また、人体に無害なので、繰り返し使用して経過を観察することができます。


2.リアルタイムで状態を確認できること。

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  • 筋肉や関節を動かしながら観察できるので、よりリアルに患部が検査できます。
    また鍼先や身体の中の状態を観ながら治療することが可能であり、一般的には刺鍼できない部位でも安心して治療ができます。

※必要に応じて、画像を保存することもできます。



3.筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の観察に優れています。

  • レントゲンやCTには映らない痛みの原因、つまり観察が不可能なトリガーポイント、筋線維、靭帯、腱などの軟部組織が原因の場合、この超音波画像診断装置/エコーが大変有効です。


4、患側と健側の比較が画像で可能   5、異常部位の測定(厚さや平面積)が可能

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6、血流分布確認が可能。
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7、浅層から深層まで観察可能。

  • 超音波エコーの身体に直接触れる部分を「プローブ」と言います。
    超音波エコーのプローブは脱着式になっているものがほとんどで、プローブの種類により「浅い部位のみ」や「深い部位のみ」等があります。
  • 当院の超音波エコープローブは「リニア型」と「コンベックス型」の2つのプローブを導入。

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・浅い部位の観察に特化している「リニア型」
・深い部位の観察に特化している「コンベックス型」
 を使用する事で、様々な部位の症状にも対応出来ます。